グロース株5銘柄を四半期レビュー|期待した方向性は維持されているか

「毎日1万円生み出す仕組み」では、保有しているグロース株について、四半期決算ごとに内容を確認しています。

前回の記事では、現在保有している5銘柄について、なぜ保有しているのか、どの事業の方向性を見ているのかを整理しました。

今回は、そのときに見ていた方向性が、直近の決算でも維持されているかを確認します。

今回の評価日は2026年8月23日です。

目次

今回のレビュー結果

今回確認した5銘柄の評価は、次のとおりです。

銘柄総合評価投資判断
JDSC保有継続
PKSHA Technology保有継続
サイバーセキュリティクラウド保有継続
Laboro.AI保有継続
ACSL保有継続

結果として、5銘柄とも現時点では保有継続としました。

ただし、○だから安心、△だから売却という意味ではありません。

それぞれの会社で、当初期待していた事業の方向性が維持されているか、次回までに何を確認する必要があるかを整理しています。

JDSC|評価△、会社の事業の変化を慎重に確認

JDSCは今回、総合評価△、保有継続としました。

2026年6月期は、売上高が前年同期比1.0%減少した一方、営業利益は10.2%増加しています。

ただし、子会社売却によって会社の事業の中身が大きく変わっているため、単純に前年と同じ基準では比べにくい状況です。

会社全体で見ると営業利益は改善していますが、AI・DX事業に集中した後も、しっかり利益を出せるようになるかは次回以降の確認が必要です。

現時点では、AI・DX事業へ経営資源を集中する方向性そのものは崩れていないと判断し、保有継続としました。

次回は、AI・DX事業の売上成長、売上に対してどれくらい利益を出せているか、子会社売却後の事業の中身、2027年6月期計画の進み具合を確認します。

5銘柄の中では、特に次回決算を慎重に見たい銘柄です。

PKSHA Technology|評価○、もともとのAI事業と買収後の利益を見る

PKSHA Technologyは、総合評価○、保有継続としました。

売上収益は前年同期比84.1%増と大きく伸びています。

一方で、この増収には買収した会社が加わった影響が大きく含まれており、営業利益の伸びは1.6%にとどまっています。

既存のAI事業も成長を続けています。具体的には、企業ごとの課題に合わせてAIの導入を支援する事業と、AIを使ったソフトウェアを継続的に提供する事業です。

こうした本来のAI事業も伸びているため、AI事業を広げていく方向性自体は維持されていると判断しました。

今後は、買収による売上の増加だけでなく、もともとのAI事業がどれだけ成長しているか、買収した会社との組み合わせが利益につながっているかを確認していきます。

サイバーセキュリティクラウド|評価○、利益の伸びを確認

サイバーセキュリティクラウドは、総合評価○、保有継続です。

直近決算では、売上高が前年同期比14.6%増、営業利益が30.0%増となりました。

売上の伸び以上に営業利益が伸びており、数字の面では、これまで期待していた成長の流れが続いていると判断しています。

一方で、今回確認できた範囲では、継続的に得られる売上の規模など、事業の成長を見るための詳しい数字を十分に確認できていません。

次回は、継続して得られる売上の規模や解約率、既存サービスの成長、新サービスがどれだけ売上や利益に貢献しているか、下期の営業利益率を確認します。

Laboro.AI|評価○、高い成長と経営体制の変更を両方見る

Laboro.AIは、総合評価○、保有継続としました。

売上高は前年同期比38.9%増、営業利益は85.6%増と高い成長を維持しています。

通期業績予想も上方修正されています。

会社側は、AIへの強い需要と、1人あたりの売上を増やせていることを、業績予想を上方修正した理由として説明しています。

一方で、代表取締役の辞任による経営体制の変更がありました。

そのため、今回の高成長だけで判断せず、新しい経営体制でも案件を増やし、生産性を高め続けられるかを確認する必要があります。

次回は、1年間の最終的な業績、生産性向上が続いているか、案件の受注状況、人員体制、新しい経営体制が安定しているかを確認します。

ACSL|評価○、売上成長と営業赤字の縮小を確認

ACSLは、総合評価○、保有継続です。

売上高は前年同期比68.9%増となり、営業損失も前年同期の約7.5億円から約3.8億円へ縮小しました。

北米事業の拡大を中心に、事業の規模は大きくなっています。

売上が伸び、営業赤字も小さくなっていますが、この改善が今後も続き、利益を出せる会社に近づいていくかは引き続き確認が必要です。

依然として営業赤字であり、まだ利益が出る状態にはなっていません。

次回は、北米での売上が伸び続けるか、営業赤字がさらに減るか、通期売上高40億円の達成度、助成金の影響や資金面に問題がないかを確認します。

○・△は売買の合図ではない

今回の評価では、JDSCが△、残り4銘柄が○となりました。

ただし、この評価は、

○だから買う、△だから売る

という意味ではありません。

グロース株の四半期レビューでは、売上や利益、事業の成長を見るための数字、これまで期待していた成長の流れ、今後のリスクなどをまとめて確認しています。

一つの数字だけで機械的に売却するのではなく、当初期待していた事業の方向性が維持されているかを確認したうえで判断します。

今回のJDSCも、会社の事業の中身が変わったことで確認すべき点は増えていますが、現時点で期待していた成長の流れが崩れたとは判断していないため、保有継続としました。

今回は5銘柄とも保有継続

2026年8月の四半期レビューでは、5銘柄すべてを保有継続としました。

ただし、確認すべきポイントは銘柄ごとに異なります。

JDSCは新しい事業の形で成長できるか、PKSHA TechnologyはもともとのAI事業の成長と買収後の利益、サイバーセキュリティクラウドは事業の成長を見るための詳しい数字、Laboro.AIは経営体制変更後も成長を続けられるか、ACSLは赤字を減らして利益が出る状態へ近づけるかを確認していきます。

今回のレビュー結果をもとに、四半期のグロース株投資予算を実際にどう使うか判断しました。

実際にどの銘柄を買い増し、どの銘柄を見送ったのかは、「四半期3万円をどう使う?|決算確認後のグロース株投資判断」で記録しています。

なお、今回の○・△評価や保有継続判断は、私自身の運用ルールに基づく定期点検の記録です。特定の銘柄の購入や売却を推奨するものではありません。 投資判断は、それぞれの状況に応じて行う必要があります。

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この記事を書いた人

40代会社員。給与以外から毎日1万円を生み出す仕組みを目指し、FX・株式・ブログの運用過程を記録しています。短期的な利益よりも、無理なく長く続けられる運用を重視しています。EDMが好き。

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