「毎日1万円生み出す仕組み」では、FXだけでなくグロース株も運用しています。
現在保有しているのは、次の5銘柄です。
- JDSC
- PKSHA Technology
- サイバーセキュリティクラウド
- Laboro.AI
- ACSL
この5銘柄は、2026年8月1日のプロジェクト開始時点ですでに保有していた株です。
今回新たに5銘柄を選んで購入したわけではなく、プロジェクト開始時点の初期保有銘柄として引き継いでいます。
グロース株については、短期的な株価上昇を狙って頻繁に売買するのではなく、企業の事業が期待している方向へ成長しているかを四半期決算ごとに確認しながら保有する方針にしています。
この記事では、細かな決算分析や株価予想ではなく、私がそれぞれの会社の「どの方向性を見ているのか」を整理します。
グロース株は「資金を成長させる枠」
このプロジェクトでは、収入源ごとに役割を分けています。
FXスワップは日々のキャッシュフローを育てる役割がありますが、グロース株は少し違います。
グロース株の役割は、中長期的な企業価値の成長によって、プロジェクト資金そのものを増やすことです。
そのため、株価が上がったからすぐ売る、下がったからすぐ買い増す、という運用にはしていません。
四半期ごとの決算を確認し、
- 売上や利益は成長しているか
- 事業そのものが伸びているか
- 当初期待していた成長の方向性が維持されているか
- 新しいリスクが発生していないか
を確認して、保有を続けるかを判断します。
グロース株の具体的な運用ルールについては、別の記事でまとめています。
JDSC|AI・DX事業への集中が成長と収益性につながるか
JDSCで見ているのは、AIやデータを活用したDX事業への集中が、今後の成長と収益性の改善につながるかです。
直近では子会社売却によって事業構造が大きく変わりました。そのため、以前と同じ売上規模だけを基準に評価するのではなく、事業を整理した後にAI・DX分野へ経営資源を集中することで、新しい成長の形を作れるかを見ています。
2026年6月期は売上高が前年同期比1.0%減少した一方、営業利益は10.2%増加しました。ただし、子会社売却によって事業構成そのものが変わっているため、売上減少が事業整理による影響なのか、残ったAI・DX事業自体の成長にも課題があるのかは、今後切り分けて確認する必要があります。
現時点ではAI・DX事業へ集中する方向性そのものは維持されていると考え、保有を継続しています。
一方で、5銘柄の中では特に次回決算を慎重に確認したい銘柄です。次回は、AI・DX事業の売上成長、営業利益率、新しい事業構成での収益性を確認し、事業集中が実際の成長につながっているかを見ます。
PKSHA Technology|既存AI事業の成長を利益につなげられるか
PKSHA Technologyで期待しているのは、AIを企業の実際の業務へ広げていく事業の成長です。
AI SaaSなど既存のAI事業が成長していることに加え、買収によって事業領域も広がっています。
直近決算では、売上収益が前年同期比+84.1%と大きく伸びましたが、これは買収による連結効果を含んだ数字です。一方、営業利益は+1.6%にとどまっており、売上の伸びに比べると利益の伸びは緩やかです。
この差から、買収によって売上規模は拡大した一方、既存AI事業の成長と買収した事業を合わせて、どこまで効率よく利益に転換できているかはまだ判断しきれません。
現時点では事業拡大の方向性自体は評価できるため保有を継続していますが、今後は開示される範囲で既存AI事業単体の成長率と収益性、買収した事業との相乗効果が利益率の改善につながっているかを確認していきます。
サイバーセキュリティクラウド|セキュリティ需要の拡大を利益成長につなげられるか
サイバーセキュリティクラウドで見ているのは、クラウドやWebサービスの拡大に伴うサイバーセキュリティ需要を、継続的な事業成長につなげられるかです。
直近決算では、売上高が前年同期比+14.6%、営業利益が+30.0%と、利益が売上以上に伸びています。
既存のセキュリティサービスの成長に加え、新しいサービスも展開する中で、売上の伸びを上回って利益が成長している点は、収益性を見るうえで評価できると考えています。
現時点では、売上と利益の両面で成長を確認できています。
今後は、この利益成長ペースを維持できるか、新サービスの収益寄与がどこまで拡大するかを確認していきます。
Laboro.AI|カスタムAI需要の拡大と成長の持続性を見る
Laboro.AIで期待しているのは、企業ごとの課題に合わせてAIを活用するカスタムAIの需要拡大です。
企業によるAI活用は広がっていますが、実際の業務へ導入するには、それぞれの企業に合わせた設計や開発が必要です。Laboro.AIは、その領域を中心に事業を展開しています。
直近決算では、売上高が前年同期比+38.9%、営業利益が+85.6%と、売上・利益ともに大きく伸びています。会社からは1人当たり売上生産性の向上も示されています。
一方で、代表取締役の辞任による経営体制の変更もありました。高い成長率自体は評価できますが、この成長が新しい経営体制のもとでも維持されるかは、現時点ではまだ判断材料が十分ではありません。
今後は、案件獲得や生産性向上のペースが今回の水準で続くか、新しい経営体制でも事業運営に混乱が生じていないかを確認していきます。
ACSL|産業用ドローン市場の成長を黒字化につなげられるか
ACSLで期待しているのは、産業用ドローン市場の拡大です。
ドローンは撮影だけでなく、物流、点検、災害対応、安全保障などさまざまな分野で活用が広がる可能性があります。
直近決算では、売上高が前年同期比+68.9%と大きく伸び、営業赤字も約7.5億円から約3.8億円へと縮小しました。北米を含む海外事業の拡大がこの成長を支えています。
売上拡大と赤字縮小が同時に進んでいる点は評価できますが、依然として営業赤字である以上、この改善ペースが黒字化まで続くかはまだ見通せません。
今後は、売上拡大が引き続き赤字縮小につながるか、海外事業の進捗、資金面のリスク、防衛・安全保障分野を含む事業環境の変化を確認していきます。
5銘柄に共通して見ていること
5銘柄は、AI、サイバーセキュリティ、ドローンなど、それぞれ異なる成長分野で事業を展開しています。
ただし、成長市場にいる会社だからという理由だけで保有しているわけではありません。
共通して見ているのは、売上の成長を最終的に利益や収益性の改善へつなげられているかです。
売上が大きく伸びていても利益が伸びていなければ、その理由を確認します。
反対に、一時的に売上が弱くても、事業構造の変化や先行投資など明確な理由があり、その後の成長につながる可能性があるなら、すぐに保有理由が崩れたとは判断しません。
重要なのは、数字だけで機械的に判断するのではなく、当初期待していた事業の方向性と、実際の決算や事業進捗が一致しているかを見ることだと考えています。
今後も四半期ごとに保有理由を点検する
2026年8月に5銘柄の決算を確認した結果、現時点ではすべて保有継続と判断しています。
ただし、5銘柄を同じ強さで評価しているわけではありません。
JDSCは事業構造が大きく変わった直後であり、次回決算で新しい事業構成での成長を慎重に確認する必要があります。
PKSHA Technologyは買収による売上拡大を利益成長につなげられるか、Laboro.AIは高い成長を新しい経営体制のもとでも維持できるかを確認します。
ACSLは売上成長と赤字縮小が続いていますが、黒字化までは引き続き確認が必要です。
一方、サイバーセキュリティクラウドは現時点では売上と利益の両面で成長を確認できています。
このように、「一度買ったから持ち続ける」のではなく、保有する理由が今も成立しているかを四半期ごとに確認するのが、私のグロース株運用の基本です。
今後の四半期レビューでは、この記事で整理した5銘柄それぞれの「見ているポイント」に変化がないかを確認していきます。
なお、この記事は現在保有している5銘柄について、私自身がどの事業の方向性に注目して保有しているのかを整理したものです。特定の銘柄の購入や売却を推奨するものではありません。 投資判断は、それぞれの状況に応じて行う必要があります。
また、現在保有している5銘柄とは別に、今後の投資候補としてウォッチしている8銘柄があります。なぜ候補として見ているのか、今後何を確認したいのかは、別の記事で整理しています。

